めでたいことと、緊迫感のあること

ベトナムでも感染者が増えていて、隔離したいけど追跡しきれていない部分も出てきているので、緊迫感が出てきています。

ハノイなどでも20人以上の集会は禁止、娯楽などの店などは禁止などの他、送り出し機関も授業を一時停止することとなりました。あとは、国内の食料を確保することもあり米の輸出も停止。

これはもう戦時中ですね。

コロナに関しては、「風邪程度のものだ。経済を停滞させてはいけない」という人と、「一時的に経済に大打撃を与えても、封じ込め以外に方法はない。成功したグリーン国と失敗したレッド国に世界が2分される」という論者がお互いに人格否定までしながら争っています。

私も最初は風邪程度のものだという認識ですが、下記のような記事や、週刊金融日記だったか週刊金曜日だったかの人のツイッターや、橘玲さんのツイッターなどでこれは戦争なんだと認識を改めました。

ベトナム政府は1月末の時点から、戦争だという認識で動いていたと思います。我々のような危機感のないものが「風邪だよ」などと言っているうちに、先回りしてあらゆる手を打っていたのを、凡人の我々は「ベトナムやりすぎ」とか「行き当たりばったり」などと感じていたように思います。

今日は送り出し機関の学生たちも帰って、近所もいろんな国に労働しにいく学生であふれていたのが、人がいない。天気はよく春なのに、昨日までと空気が全然違う。

ベトナムはヨーロッパやアメリカからの第二波の対処が他の国と同様に遅れてしまった感はありますが、それでも17番目の感染者が派手な感じで号砲を鳴らし、危機感が一気に高まりました。第ニ波もあと2~3撃で防ぎきれるのではないかと思っています。

心配なのは日本です。願わくは日本も早期にグリーン国になり、労働者の送り出しや受け入れが元に戻って欲しいです。

ただ、このコロナからのそれぞれの国の復興の仕方次第では、今まで途上国や新興国などと言われてきたベトナムの立場がガラガラポンでご精算されて、一気に豊かな国の仲間入りしてもおかしくはないため、日本に出稼ぎにいなくても良い状態になるのではという感じもしています。

そのような状況の中、うれしいことはありました。

日本への技能実習などの送り出しのライセンスが取れました。

今までもあったのですが、そのライセンスは共同出資で、うちの会社が代表して運営して他の出資者たちは口を出すだけだったのですが、出資者たちは日本のことや送り出しのことは全然わかっておらず、関心は金のことだけなので、必ずしもうちの社長や私と意向が一致しているわけではなく、むしろ正反対といってもよい状況で、会議のたびに社長がメンタルをやられてそうな感じになっていたのを、ケアすることも私の仕事でしたがこれからはそれがなくなりそうです。

共同出資者は結構大きな会社だったので、それで営業面でもメリットはあったので、これからは吹けば飛ぶような我々だけで、まずは教育を磨き上げて壮大なレッドオーシャンの中で競争していくつもりです。

教育センターも出資者に高い家賃を払って借りていたのもコロナで教育が禁止になるこをと機会にやめることにして、昨日は滅多にない快晴の中、これから始まる希望と、コロナで一向にはじまらない不安の両方を抱えながら、誰もいない教育センターから荷物を運び出す作業をしました。

 

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