ベトナム人技能実習生送り出し機関で働く日本人が、ラオスで様々な社会起業家に会った件につきまして

日本にいたときに取り組んでいた炭焼きというか、Biocharの関係で呼ばれてラオスに来ています。師匠がこちらの女性に技術提供して、農業残渣などをバイオチャーにして、安全な農業などに取り組んでいくという話です。

JICA様などで話を聞くと、こちらの農業は農薬や化学肥料が買えず、昔ながらの方法で農業をしていましたが、それが一周回って逆に評価されるような時代になってきたようです。そこに処理に困っているような、穀物の殻や茎、ココナッツの殻やサトウキビの出がらし、家畜のフンなどをバイオチャーにして有機肥料を作ったり土壌改良したりすればお互いの課題を解決できるのではという話です。

ラオスもそうですが、ベトナムでも安全な食べ物へのニーズが日本とは考えられないくらい高いです。

日本は「日本産は安全」ということをよくPRされているのでそういう思い込みが前提となっていますが、こちらでは中国から怪しい農作物や危険な農薬が中国で禁止されると陸続きで入ってきたりするので、不信感から始まっています。

日本人の国産信仰に関してはタイミングよくこういう記事がでてきました。実は中国並みの農薬大国だし、ベトナムで中国で禁止された農薬が入ってきているのと同様に、ヨーロッパや北米で禁止された農薬が行き場をなくして日本に来ていたりしています。

president.jp

 

このバイオチャーで農業に取り組もうとしている女性の他に、日本人や日本語のできるラオス人のいろいろな社会起業家に会いました。

森とコーヒー畑を共存させてアグロフォレストリーに取り組んで障がい者の仕事や女性の活躍の場を作っている人や、泡盛の起源になったこちらの酒の製造方法を保ちつつ品質をあげて日本へ輸出して雇用を作る人、その他いろいろ。

ベトナムではこういう日本人やベトナム人にあまり会ったことがありません。

どちらかというと、日本人もベトナム人も金、金、金というのが人材業界にいると感じているところです。駐在員や現地就職組もこういうことにはあまり興味がないのではと思いますが、どこかにいるんでしょうね。

人材業界にいるとこういう社会起業家に会うことはまずありませんが、日本人や日本語のできるベトナム人がたくさんいるのでそれに埋もれてしまい気づかなかっただけかもしれません。

ラオスでは日本人も数百人程度ではないかと言われているくらい少なく、日本に留学してきた人のコミュニティも結構小さそうです。

私は今は人材業界にいて、いつも悪いと批判の的の送り出し機関にいるので、そこでまっとうにじっくり取り組むことがベトナムにも日本にも貢献することだと思ってやっていますが、その中だけでは解決できない課題をこういう社会起業家的な人たちとコラボしてみるのも良さそうです。

ベトナムに戻ったらもう少しアンテナ張ってみたいと思います。