評価経済社会におけるコロナウィルス。ベトナムと日本の比較。

日本では学校がこれから休校になることや、イベントの中止、旅行の自粛などへの反発のようなSNS投稿が昨日あたりから増えてきましたね。

イベントの中止や旅行の自粛などで、いますぐ困る人が多いのは理解できます。

しかしいくらコロナウィルスが死亡率の低いウィルスだとしても、国際的にはヤバイものとみられていますし、その対策をしないまま満員電車に乗って出勤したり、たくさんの人が集まるイベントを開いたり、団体旅行している姿は外国人にとっては「正気か?」と映ってもおかしくありません。

外国人の目など気にすんじゃねえ、これは日本の問題だでもいいですが、これから日本は観光業で食っていかなければならないし、海外との商売なしに成り立たないですし、東京オリンピックも控えているので、今何の対策もとらないで、今日の経済を回すことを優先しても、「日本正気か?」と思われることで、将来けた違いのリスクを背負うことになると思うんですよね。

ベトナムもあらゆる面で犠牲や負担を背負いながらも、「やりすぎか」というくらいのコロナウィルス対策をしているので、海外での評価が上がって、「日本行くのやめてベトナム行くか。」とか、「日本中国含めたいろんな国回る予定だったけど、ベトナムにずっといっか」などという感じで観光客が早めに戻ってきたり、「オリンピック東京やめてベトナムでやっか」ということはないと思うけど、国際的な評価を得るということに関してはベトナムはよくやっていると思います。

コロナより経済優先という人もいますが、経済を優先させるにも、今日の経済を優先さて先の経済を回らなくするのか、今歯をくいしばって耐え、1~3か月後の経済を優先させるのかで話は変わります。

今の時代、評価がすべて。今日食つなぐ金を得たとしても、評価を失ってしまったら明日以降食えない。日本の現状は、今日食うものを守ろうとして、今日の分も守ることもうまくいかず、現在も未来も両方失いつつあるように見える。

ベトナムは今日食えないのを国を挙げて我慢して、その後のリスクを最小化しようと取り組んでいるように見える。

しかも3月から、いままで大打撃を受けた観光業を復活させるために、中韓日を締め出した分、「安全アピールで」国内や欧米、東南アジア旅行者を増やすためのキャンペーンをやるらしい。

イタリアや日本が「安全アピール」をしても信じてもらえないが、ベトナムは「ここまでやりました!」ということで、信頼してもらえると思う。

まあ、自分が当事者じゃないからこういうこと言えるんですけどね。今日の飯のことを考えている当事者だったらこんなこと言えない。

でもそれでもやり抜いているベトナムは本当にすごい。

english.thesaigontimes.vn

 

このようなニュースもありましたしね。

 

話は変わりますが、昨日某大学に行ったら、先生たちはネット授業の準備で、経験もないしクソ忙しいということいっていましたね。ベトナムの先生たちもこの試練というか、無茶振りをなんとか潜り抜けてきているようです。

日本もベトナムも「メチャクチャ仕事する」とか「メチャクチャ戦争する」ということに関しては、共通しているところがあるのですが、そのやり方は全然違うというのがコロナで分かってきました。

最終的にどちらのやり方が良かったと言えるようになるかはわかりませんが、違うということだけは確かです。

 

♦このブログの感想やベトナム人材に関するお問合せはこちらへお願いします。

okuridashivietnam@gmail.com