ベトナムのコロナウィルス対策がガチすぎて、絶対に敵に回してはいけない人たちだと思う件につきまして

同じコロナウィルス対策でも日本とベトナムではだいぶ違いますね。

経済へのダメージを最小限にしながら乗り切りたい日本と、経済に大打撃を与えてでも早期復活を目指すベトナム。

どちらが良いかというのは後になってみないとわからないと思います。

国民の反応も全然違います。

私の知っている範囲だけですが、

日本だとコロナウィルスは風邪程度の症状しか出ないので冷静にという意見も多いですが、ベトナムだとSARSの経験があるからか、もっと危険なウィルスだという認識が強いのではないでしょうか。

日本で学校を休みにするように要請があって、それに対しての反発が強く起こっているのも、ウィルスの危険性と親の大変さを天秤にかけた場合、親の大変さの方が問題だということになっているのでしょう。

ベトナムでも1カ月以上前から学校が休みで、じいちゃんばあちゃんと一緒に住んでいる人も多いですが、そうではない人ももちろんたくさんいて、テトが終ったばかりで子どもと一緒に帰ってきて、100㎞の道のりをまたバイクで送り返すようなことをしたり、「会社に子供つれてきてもいいよ」というところもあるので、子供つれて仕事していたりというのもあるようです。

 

それでも学校が休みになるのは親からは支持されているようです。保護者の大半が、休校を延期すると希望しているとの記事です。

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昨日も書きましたが、大学の先生なども急にやったこともないオンライン授業するようになってメチャクチャ大変と言っていました。

こういう経験のない混乱期に「なんとかしろ!」と言われたときに、質はともかく「なんとかする」ことができる傾向はあるのではないでしょうか。

 

マスクやトイレットペーパーが買いだめされて売り切れになる光景は、本当に日本の光景かと驚きました。ベトナムでもマスクは品薄だと思いますが、最近でもスーパーで普通に買っていく人たちを見ました。大量ではなく、1袋ずつです。

自分が12月末あたりにマスク箱買いしてあって興味なかったので、マスク騒動がベトナムであったのか知りません。ウィルスを恐れつつも、人柄まで変えてしまうほどではないように感じます。

今まで便所で手を洗わない人が手を洗ったり消毒をキチっとやるようになることも含めて、官民一体となってウィルスと戦っているように思います。

 

ベトナムも日本もブラック労働しまくるとか、不利な状態でもメチャクチャ戦争しまくるとか共通点があると思っていたのですが、戦い方の戦略や一体感に関しては全然違うんだなと感じました。

ベトナムのコロナ対策のガチっぷりは以前の投稿などでも紹介しましたが、韓国から帰ってきたベトナム人を1000人以上隔離したとのことです。

 

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タイトルでは1000人以上となっていますが、別の記事では2000人とも書いてあるし、この記事の中でも、

「軍はこれまでに約4100人を隔離」

と書いてある上、

「国防省によると、軍の施設では隔離対象者3万7000人を同時に収容できるという。」

と、今後も大勢収容されることが予想されます。

ガチですね。

軍の施設ってことは、プライバシーないし、堅いベッドですよね。

ここに入れられないようにしたいものです。自宅隔離くらいなら喜んでというところですが。

 

数日前に韓国から2泊3日の予定できた韓国人が収容されそうになり、収容所を拒んだらホテルでの隔離に変更になり、その後帰国させられたとのニュースがありました。

その対応を韓国のニュースで批判されたようですが、その批判に対してもネット上で怒るベトナム人は多く、ついでにツイッターか何かで韓国人がベトナムサンドイッチのバインミーをバカにしたとかで、それに対しても怒りの声が上がっているようです。

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以前、ベトナムで人材ビジネスをやろうとしていた男がスタバでベトナム人のGrabドライバーをバカにして大炎上して努力して準備してきたビジネスを放り出して帰国したニュースもありましたが、敵に対しては容赦しないことがわかってきたので、敵認定されないようにがんばって関係を作っていきたいものです。

 

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