コロナ騒動の後にアジアの時代が来るか?
孫正義さんが、コロナウィルス検査キットを100万個配布するという投稿の後に、
「医療崩壊させる気か!?」
「イタリアのようにする気か?」
という投稿が殺到して、撤回しました。
ベトナムはどちらかというとメチャクチャ検査していて、怪しいやつは片っ端からしょっぴいて隔離させていますが、先週の17番目の感染者から感染しまくって、接触した人たちを片っ端からしょっぴいているので、ベトナムでの医療崩壊を心配しはじめました。
そのため、孫さんへの反対意見には同意の気持ちもありましたが、こちら意見を見て、なるほどと思いました。
日本以外の国はなるべくたくさん見つけて、隔離、検査で見つけて隔離、この繰り返しを基本戦略としています。孫正義さんはそんなに間違ってない。軽症者の隔離は自宅隔離(破ったら罰則あり)なので病院には負担になりません。 https://t.co/K08dHs12g8
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) March 12, 2020
必要なのは軽症者(偽陽性含む)を自宅隔離するための仕組みだけ。それができれば、検査はやればやるほどいい。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) March 12, 2020
興味深かったのがこちらのツイート
19世紀はヨーロッパの時代。20世紀はアメリカの時代。21世紀は中国の時代。それを象徴するCOVID19パンデミック。せめてアジアの時代になるように、日本も国の威信をかけて制圧したほうがいい。
— Kazuki Fujisawa (@kazu_fujisawa) March 11, 2020
時々タイムラインに流れてくるのを見る程度なので詳しくはありませんが、中国、台湾、ベトナムでのコロナ対策のための思い切った行動、規律、大小のイノベーションなどは見事という他言葉が見つかりません。
検査に対する意見では、まったく正反対ですが、こちらの方も、コロナ騒動後の新興国の下克上に言及されていました。
ベトナムの「やりすぎ」とも思えるコロナウィルス対策の数々を知らないためだと思いますが、ベトナムでコロナウィルスの感染者が少ないのは、「国民が若いから」としています。
うちの社長も普段は路上のチャダーも飲まない潔癖症なのに、コロナウィルスはあまり心配していないのは、「ベトナムは若い国だから」と言っていました。
ベトナムはノーガード戦法どころか、早々に中国からの入国も貿易も禁止して学校も休みにしている鋼鉄の壁を作っています。嘘つきの金持をひとり取り逃がして今大変ですが、それも接触者全員隔離するなど日本では考えられない対策でなんとかするでしょう。
「やりすぎ対策」と「国民が若い」という2つの理由から、ベトナムはこれからもコロナを抑え込んでいくかもしれません。
コロナで重症になる人がそもそもいない
わけでして、おそらく大半の国民が知らないうちに免疫を持ち、コロナ禍のあと先進国が苦しむ中、ドカンと伸びてくるものと思います。
つまりコロナは先進国と発展途上国の差を一気に縮め、発展途上国の下剋上をもたらすのです。
観光業の観点からは、ハノイで感染者が出てきてしまったことや、欧米でも増えてきたことによって、早期安全宣言→国内や欧米観光客を増やすという初期のシナリオは崩れてしまいました。
しかし、中国がこの勢いで防いで、台湾やベトナムも現在の評判通りに抑え込みに成功したら、これらの間だけでも協力な経済が回るんじゃないかなと思います。
欧米や韓国、日本などの20世紀やそれ以前をリードしてきた国がへたっているうちに、コロナ初期に激痛を伴う対策をしてきて耐えたこの3つの国(あとインドネシアとかフィリピンも?)が、21世紀以降の「アジアの時代」の主役になればと思っています。
当然日本や韓国も入って欲しいですがどうでしょうか。中国+東南アジアの時代が来るでしょうか。たまたまこの時期にここにいる私もおこぼれに預かれればいいな。
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