外国人材や送り出し機関の仕事がオワコンかしつこく考えてみた
私の関わっている外国人材や送り出し機関の仕事がオワコンになってしまったのか、しつこく考えてみる。
オワコンでなくとも、いつから再開できるのか。
こちらはファイナンシャルタイムズが作っている日ごとの感染者数です。
韓国と日本のグラフの色が同じで読み間違えそうですが、日本はこれからが本番で、ロックダウンを要請する声も多いため、ロックダウンせざるを得ないでしょう。
イタリアが全国的な封鎖をしたのが3月10日なので、もう1カ月近くがたつものの、倍々となる感染者数が平らから減少傾向にあるものの、毎日5000人の感染者がでているため、1カ月たっても収束には程遠いことがわかります。
現状の日本の状況よりも早いうちに武漢を封鎖した中国ですら、封鎖から70日以上たっている今でも、毎日20人程度の感染者が出ています。
武漢のホンダの工場が操業を開始したとのニュースもありましたが、普段の生活や経済活動ができるのはまだまだ先の話で、アフターコロナと呼べるものではなく、Withコロナの制限された中での経済活動です。
日本の現状は武漢のロックダウン時よりも悪いと言われていますが、世界中からの経験やデータを通してどの程度うまく防げるかわかりませんが、感染者を一桁にするには最低でも2か月かかると思った方が良いでしょう。
その後、完全にゼロになって28日以上感染者が出てこなければ、最低でも国内と、同じく感染者ゼロ28日以上のグリーンゾーン国との交流は再開できるでしょうが、完全にゼロになるまでにどのくらいかかるのかが見えてこないですね。
ということは、感染者が一桁になるまで最低2か月＋最低28日の最低3か月は必要で、その間の感染者ゼロになるまでの期間が1カ月なのか6か月なのか全然見通しが立たない。
ゼロになる前に経済を回そうとしても今のような自粛経済でしかなく、時々どこかでポンと出てくるとまた自粛を強めたり、最悪の場合再び都市封鎖となってしまいます。
日本が来年の7月にオリンピックを目指すなら、かなり綺麗に抑え込んで、その後も管理できるようにしなければならないので、鎖国状態はオリンピックの数カ月前まで続いてもおかしくはありません。
その間もWithコロナの自粛＆外に出ない＆ソーシャルディスタンス経済は続くので、Essentialではないモノや、コト消費などはかなり低いレベルのため、まずサービス業だけでなく、製造業もかなり苦境に立たされ、外国人材どころではないような気もします。
コロナでの企業倒産のニュースを見ましたが、豆腐屋まで倒産していたのには驚きました。コロナだけが原因でないにしても、Essentialなビジネスでありそうな食品製造業です。
多様性社会に向けた取り組みは私のミッションなので石にかじりついてでも続けたいですし、Afterコロナ、Withコロナの状況でも外国人材は人手不足の解消ではなく、多様性による活性化や復興に必ず必要だと信じています。
そこに至るまでに準備していくのはもちろんですが、長期間無収入になりそうな気配もしてきましたのでどうやって耐えるか、耐えている間何をするのか真剣に考えなければなりません。
ここまでひとつの問題に世界中が知恵を結集したことはないと思いますので、世界中の英知から一般人の行動様式まで同じ方向を向いて早く落としどころが見つかるのを願っています。
追記：
マッキンゼーの出している今後の経済への影響レポートを解説してくださっている記事がありました。
経済の回復が、２～３か月でウィルスを抑えられたらの話だと思うのですが、
・航空、旅行：2021年1月～4月頃（国内旅行は2020年9月～12月頃）
・アパレル：2020年6月頃から
・自動車：2020年9月頃から
という予測のようです。
ただ、産業構造が全く変わっている可能性があるので、自動車は回復しても、３密ビジネス等に関連する商品を作っている製造業などは苦しいのではないかと思っています。
ウィルスが抑えられたら、ずっと引きこもっていたり、テレワークが浸透して会社に行く必要がなくなった人たちでも、どこかに行きたい、何か体験したい、人と会いたいという欲求は止められないと思うので、時間がかかっても国内旅行や3密を改善した上での飲食、娯楽等は回復していくのではと考えています。
元の資料はこちら
