技能実習生などベトナム人材はいつから日本に行けるのか?

ベトナム航空のフライトが5月末まで止まっていて、ベトジェット等もそうなるでしょう。6月頃には行けるのでは?考えるかもしれませんが、そんな楽観的で簡単な話ではないでしょう。

ベトナムの「全国民自宅待機」のソーシャルディスタンス作戦は4月末まで延期となる可能性が大きく、首相もそんな発言をしています。

vietnaminsider.vn

 

ベトナムではこの1カ月でコロナを撲滅し、鎖国を続けどこかでポッと出てきたらすぐに対応できるような検査、追跡環境を作れれば国内経済は回し始めることができると思います。

問題は日本ですね。これまではクラスター対策の人たちが素晴らしい仕事をして抑えられていましたが、手に負えなくなりつつあり、これから感染が拡大というか、現状すでに感染している人たちが目に見え始めて出てくる第ニ波が今週くらいからなので、ロックダウンなどしてもその効果が出てきて、感染者の上昇が抑えられるのに1カ月くらいかかり、そこから先の落としどころがどうなるのかわかりませんが、自由に人が出歩けばまた上昇するので、3か月以上は封鎖に近い環境が続くのではないかと思います。

韓国ですら40日くらい前に感染が拡大して、今でも毎日80人強くらいが感染していて、感染者が完全に出なくなってから最低28日は新規感染者が出ないことが収束の条件だそうです。(韓国はロックダウンなどはしていないようです)

感染拡大してから感染者増加数のグラフが平らになるまで1カ月近く、そこからぽつぽつクラスターができて6か月くらい自粛が続いて、最後に1カ月様子見して、収束宣言の矢先に冬になってウィルスが活性化してという感じではないでしょうか。

今でもトヨタが5工場を止めているように、世界中が引きこものであちこちの産業が打撃を受けて来て、ベトナムで待機していた技能実習生たちも次々とキャンセルになってという状況になって欲しくないが、奇跡でも起きない限りは半年くらいは自宅に引きこもっていて、また冬が来てウィルスも活性化するし、換気すると寒いしで、自粛や封鎖を解いたらまた感染者が増えていくことになるので1年以内はほぼ見通し立たないと見ても良いのではと思います。

こんな悪い予想は外れて欲しいですね。ワクチンができなくても薬ですぐ治るとかで、本当に恐れるに足りない感染病のひとつになり、世界中で3密ありのカーニバルになって欲しいと願っています。