大手の送り出し機関も学生が3分の1になり、日本からの撤退も始まるかも。

日本の自粛がゴールデンウィークを乗り切れば終わるなど誰も考えていないはず。

非常事態宣言が終るタイミングは

1.専門家の言う通り、クラスタ―班が追えるくらいまで日々の感染者の人数が下がる。

2.病床に余裕ができてから。

日本のクラスター班が追えるのは、日々の感染者が一桁くらいになってからなので、今時間稼ぎをしている間にその数十倍に補強し、隔離施設などの準備をして、ITでの濃厚接触者の追跡などの開発をしていることを願っています。

感染者数は今後2~3週間くらいは横ばいか少し減少する程度なので、やはり中国のように70~90日くらいは覚悟しなければならなりません。

現在打撃を受けているのはBtoCで直接エンドユーザーを相手にするサービス業が中心だが、サプライチェーンが複数絡んでいる製造業などは、中間業者それぞれの判断で時差が出てきますし、それぞれの判断も早期終息と思っている人と、悲観している人とで一貫していないはずですので、混乱も含めて現象として出てくるのは2~3か月後くらいかと考えています。

うちの会社の日本語教師のひとりが出産で退職して、私は先の見通しもないまま採用するのは反対したのですが、社長が面接すると言って聞かず面接したところ、見事に他の送り出し機関を3月でクビになった人たちばかりでした。全員日本語検定2級保持者でしたので、3級しか持っていない人たちはほとんど職を失ったのではないでしょうか。。

某大手グループの別々の会社で働いていた人たちがいて、ひとつは700人いた学生が200人になり、もうひとつは500人が200人になって教師も半分以上クビになったそうです。

大手の経営者などはカネの動きに敏感なので、日本への送り出しはオワコンと考え見通しのたたないような部門は切り捨てていくかもしれません。

うちの社長には日本の状況をかなり悲観的に伝えて、BプランCプランの重要性も伝えてあるのですが、どうもコロナをそれほど怖く思っていないようです。

社長は潔癖症で、ゴミはチリひとつ気になるし、路上のチャダーも飲まないし、ストリートフードも食べれません。コロナも怖がるかと思いきや、どういうわけか最初から今に至るまで日本から来る人と会ったりするなどあまり気にする素振りがありません。

そこで、いつ収束して送り出しが再開できるか確認してみたところ、9月くらいと考えているとのことで、その後も人数少なくても一カ月に〇人くらい面接できたらというようなことを言っていたので、私もそうなって欲しいが、そのようなAプランで行ける可能性の方が低いため、Bプランを提案しています。

月に3人とかの送り出しでもかなり難しいどころか、状況次第では撤退戦になりかねません。退職せざるを得なくなった技能実習生の帰国のサポートや、日本のコロナが怖くてどうしても帰国したい人たちなどが出てくるはずです。

ベトナム人の日本でのコロナの状況の感じ方は当然ながら人それぞれで、

「日本ではわざと感染を拡大させて、多くの死亡者を許容して集団免疫を狙っている。」

と考えている人も多いようです。うちの社長のように全然気にしていない人もいて、トイレットペーパーが手に入るかどうかだけ心配している人もいます。