外国人労働者業界の冬の時代はいつ終わるのか。

コロナの怖さは、よその国で起こっていることが、時差をもって他の国で起こることです。

武漢が封鎖されたときに、中国スッゲェなあ。他の国だったら絶対できないなあ。ということが、どこの国でも起こりました。

次々と人が死んでいくのもイタリアから始まり、集団免疫を目指すと言っていたイギリスやアメリカ、いろいろなところに起こりました。

日本では、イギリスのようになる、アメリカのようになると言われながらもならなかったのですが、確率は低いながらもこれから永久にそうならないわけではありません。特に冬でしょうね。なんとか収束と言えるレベルにできるのが夏くらいだとして、真剣にインバウンドや外国人労働者のことを考え始めるのが秋。

この頃には恐ろしくてもうちょっと待とうという感じになるのではと思います。

外国人労働者に関しても同じことが言えます。

Google Alertsで外国人労働者関係のニュースをチェックしていますが、本日のニュースはこんな感じ

・UAE 外国人労働者に1000万食配給 新型コロナなど経済停滞
・外国人労働者のコロナ検査、社保負担に賛否(マレーシア)
・中国人500人が入国試み、禁止措置徹底へ(インドネシア)
・ロックダウン緩和直後に(外国人労働者が)「集団感染」…ドイツで何が起こっているのか

どれも他人事ではなさそうな感じです。

シンガポールで集団感染が発生したのを「ああ、タコ部屋に詰め込めばそうなるね」と他人事と思っていたのが、日本で起こらないとはいえません。シンガポールの外国人労働者の寮をどんなタコ部屋だと思って写真を見てみたところ、日本の入国後講習の寮などとそんな変わらないですね。

ドイツでも緩和直後に外国人労働者の集団感染が起きているようです。日本よりもよっぽどひどいタコ部屋だということは想像できますが、日本でも法律無視して密かに相当なタコ部屋に入れているところも多いようです。

こういうことが起こる起こらないなどではなく、鎖国解除のときに警戒されると思います。特に入国後講習施設では。

世界のフライト事情が2019年の水準に戻るためには2024年くらいまでかかるだろうというニュースもあったので、いつでもチケットが安く買えるなんてことは起こらないでしょう。

外国人材業界に関しては、これ以外にも経済状況なども影響してくるので、相当長い時間冬の時代になるでしょう。