野球でいえば、2回の表
私の勤務している送り出し機関のように人材業界にとっての関心は
「いつから入国再開できるか?」
ということだと思います。
ただし、この考えは、もう底を打った。最悪を乗り越えたという考えが背景にあります。
アメリカの状況を野球に例えた人が、「野球でいえばまだ二回の表」と言っていましたが、それは世界にとっても同じで、日本も例外ではありません。
現在封じ込めに成功したベトナムや台湾でも油断は許されないでしょう。
収束を見越して募集や面接などをしている会社もありますが、まだ二回の表ですからどうなるかわかりません。
野球の2回の表が私にとってよくわかりにくいので、ラグビーに例えるとまだ開始13分弱です(試合時間80分)。まだお互いに様子見で、物語も始まっていないような状態です。
日本の失業者はまだ少ないですが、休業補償などいろいろな制度があってのもの。東京で感染者100人を超えたりしていれば、もう一度非常事態宣言を出すか、出さなくて「数字は増えているが完全にアンダーコントロールです」とごまかしたとしても、自主的に自粛しする層も多いでしょうから経済はなかなかフル稼働はしません。
非常事態宣言前から大打撃を受けた飲食やホテル、あらゆるサービス業は今後さらに多くが吹っ飛んでいくでしょう。風は吹き始めたばかりですから。台風にたとえると、吹き始めてとなりの家のトタン屋根を引っ剥がしたくらいの状況で、嵐は一晩やみませんし、やんだあとにも洪水や地滑りなどの災害がついてまわるでしょう。
こんな否定的なことばかり書いているのは、「我々はいったいどうなるのかしら?」という考えを一応どこかにぶちまけて思考や心の準備をするためです。