ベトナム人技能実習生の送り出し機関で働く日本人が、ベトナム人の英語力の件につきまして

以前、結局すっぽかされたアホ監理団体をホテルのロビーで待っていると、ホテルのスタッフと外国人客の英語での会話が聞こえてきた。

日本人的にはかなり訛っていて聞き取りずらいところもあるが、接客している非ネイティブの外国人客はきちんと理解できている。

 

英語が堪能なベトナム人は多くにも関わらず、日本人がベトナム人は英語ができないとか、ベトナムでは英語が使えないと認識している日本人多いが、その理由は主に2つあると思う。

1.英語が使われる場所へ行ったことがない。

日本人が行くようなところは、日系企業や、日本向けの仕事をしているところなので、日本語のできるスタッフや通訳がいる場合が多いので英語が不要。

人材の場合は、たいてい送り出し機関なので完全に日本語圏。日本語ができる人は英語はできない。日本でも二か国語できる人は滅多にいないので、日本語も英語もできる人がウヨウヨいるわけがない。

しかし実際に生活していると、コンビニや映画館やアパート、オフィス街の食堂でたまたま話す人でも流暢な英語の人は多い。

大学生のコンビニ店員も英語がちょっと話せる人は少なくはない。私がちょくちょく行くドローカルのコピー屋の店員も流暢な英語を話す。

映画館とかだとだいたい英語通じるように思う。一度、マネージャーのような若い人に対応されたことがあるが、ネイティブかというくらいの流暢さだった。大学も大学内で道を聞いたら英語で答えてくれる人も多いし、高校生とかもうまくはないけど英語を使おうとしてくれる。

アパートの住人もベトナム人だが英語が上手い人が多い。英語ができない家庭の子供も英会話習っていて英語を話す。

 

2.日本人の英語が英語だと認識されていない

「ベトナムでは英語つうじねぇんだよ」と言っているおっさんは、そのおっさんの英語が英語として認識されていない可能性が非常に高い。

嫁が日本語を勉強していたときに、「ホットって何?」と聞いてきた。

嫁はネイティブ並みに英語が上手いので、hotがわからないはずがない。

「これは、hotってことだよ」と教えたら驚いて、それ以降、面白がって熱いことをカタカナで「ホット」というようになった。

英語の発音を勉強したりトレーニングしたことのある人ならわかると思いますが、発音はカタカナでは表現できない。ベトナム語もそうですが、単純なaeiouですら、日本語のあいうえおと違うし、同じアルファベットでも何種類も発音がある。

日本人はベトナム人の発音が訛っているというが、それでもネイティブや非ネイティブでも日本人以外との会話はかなり成立しているし、英語の基本的な発声方法を抑えている人が多いと思う。

日本人は英語の発音ではなく、知っているカタカナ英語に当てはめようとしているから、理解できないのではと思う。

たとえば、Traというスペルは、ベトナムではチャのような発音だが、日本人の認識では、transferのように「トラ」となる。日本人にとっては、トラが英語っぽいと思うだろうけど、他の国の人には、チャが英語っぽく感じるかもしれない。

ベトナム人のYがゾに聞こえる問題も、カタカナで書けばゾですが、英語のYの発音の特徴をとらえた発音ではある。

 

日系企業で勤務していた英語の流暢なベトナム人が、上司の英語がへたくそすぎてわからなかったと言っていたこともある。

日本の空港や電車の英語のアナウンスなども、「理解してもらうつもりねぇだろ」というカタカナで話している人も多く、これは英語として認識されないのではと思う。