コロナで外国人材関連はオワコン?

先週で送り出し機関も教育が禁止になり、我々もリモートワークになりました。

感染者はトータルで現在の日本の1日の感染者数くらいですが、クラスターもいくつか発生しているし、日本と比べて医療キャパはかなり少ないため、私もなるべく外に出ないように協力していきたいと思って家にいます。

まさかこんなに大ごとになるとは1カ月前には考えていませんでした。1カ月前はまだ旧市街は欧米からの観光客でにぎわっていました。ベトナム政府は中国で発生した当初から、このようになるとわかっていたのでしょうね。そのため、1月末から警戒マックスで、すぐに中国とのフライトや貿易を止めたり学校を休みにして、警戒感のない日本人からは(私も含みますが)「やりすぎ」「行き当たりばったり」などと言われていたのでしょう。

今でも日本での空気は緩いようで、自粛には従っているものの、外国人材関連のコミュニティでは、「早く収束してくれないかなあ」などという能天気な投稿がありました。

しかしこれは収束する性質のものではないでしょう。少なくとも1~2か月で終わるようなこともなく、安部首相も長期になるということしか言っていなかったので、収束の見込みがない状態だと思います。ワクチンができるのも1年から数年後の先の話だと考えていた方が良いですし。

現状、人類ができるのは中国やベトナムが取り組んでいるように「根絶」くらいしかなく、あとはそれでもぽつぽつ出てきたことのために今のようないろいろな制限が続き、でてきても対処できるように厳しい管理の元で生きていくことが想像できます。

産業の構造自体も変わるので、今人手不足で外国人を採用しているようなところも外国人がいらなくなってしまうため、我々の業界もオワコンかもしれません。しかし私は外国人を活用するのは、人手不足対策ではなく、多様性による活性化、そしてそれは人類が今後太陽系を超えて、銀河を飛び回るような発展を遂げるための前段階の宇宙の目的、真理に合ったものだと考えているのであきらめません。しかしそれでも飯を食っていくための身の振り方を考えなければならないことになるでしょう。

これから数年間は

1.外国人材のニーズはほぼなくなる

2.ニーズがあっても、外国へ行ったり来たりが難しい

状況になるでしょう。

採用したい企業があっても、今までのように面接に外国へ来るなどということはなく、全部スカイプやZoom面接ですね。なぜならベトナムに来たら14日間隔離、帰っても14日間隔離などの条件が残ると思うからです。外国人材が入国後も14日間は隔離なので、コストもけっこうかかるようになるでしょう。

視察などもっての他ですね。そのため、送り出し機関の見分けがネット上の評価や噂程度ではわかりづらいので、新規に探すことはなくなり、今つきあっている延長線上や、人からの紹介などばかりになりそうです。

それでもうちのような新規の会社がなんとか生き残るには、動画や文章で、訪問してもらったとき以上の情報を提供するしかないですね。

しかし今も外国人労働者がクビになっているニュースをちらちら見ている状態なので、ニーズが少しでも戻ればの話です。

今後、世界がコロナを根絶したグリーンゾーンと、根絶できないレッドゾーンに分かれた場合、日本もベトナムもグリーンゾーンに入り、中国、台湾、韓国などとともに経済圏を作って欲しいものです。