4か国との入国緩和交渉への期待にまた水をかけてみる。

日本がベトナム、タイ、ニュージーランド、オーストラリアとの入国を再開を検討しはじめたというニュースで、いよいよベトナム人材が日本に行けるのではないかと期待感んが上がり始めています。

また水を差してみますが、このコロナ封じ込め4か国(封じ込めの可能性が高い)プラス中国への配慮やプライドなどで入らなかった台湾、香港、韓国などは、どこの国も「来てください」「行かせてください」と各国政府が行列して頭を下げられている状態だと考えて間違いないと思います。

追記:先ほど見つけた記事ですが、各国の航空業界が行列して頭を下げているようです。

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ベトナム政府は間違いなく他の外交の道具にするでしょうね。特定技能のときみたいに、「はい、検討します!」といったまま、一向に進まず、手の平で転がされるような。

日本との行き来を再開することでベトナムに何のメリットがあるか考えてみると、観光客はもともと外国人観光客の6%しかいないし、滞在日数も少ないのでいいお客さんであるとは考えずらい。2週間リゾートで隔離生活を楽しんでくれるようなお客さんでなければコロナ禍の世界ではいいお客さんとは言えない。

2泊3日しか滞在しない外国人観光客全体の6%、国内観光客も含めれば存在しているかどうかもわからない日本人観光客を入れるとは、日本が30日間感染者ゼロとなるまでは考えられない。

来て欲しいのは、専門家やビジネスマンだけでしょうね。ベトナムにとっての本命合わせて56%くらいの中国韓国でしょうね。あと台湾も。どこも行くところがなくなったNZ人やAU人たちがベトナムに来てアジアの各国回るのではなく、長期滞在してもらうプランもあり得る。

ベトナムから行く場合も同じです。国としてもリスクとって日本に観光に行くくらいなら、この間どこかにできた日本の温泉みたいなところで国内旅行に行ってお金を使ってもらった方が良い。

問題は入国がなかなかできない技能実習生や留学生たち。これも待たせておくのも嫌ですが、入国後即解雇になったりアルバイトがなくて困窮すればまたチャーター出して救助しなければならなく困るため、「入国して欲しいんだったら、こういうことがあってもらっては困る」とかなり上から目線に圧力をかけられているのでは?と勘繰ります。

追記:官房長官の記者会見で、外国人の入国は専門家以外は「当面」認めないという内容です。

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