ポジティブ陥落

ニューヨークのコロナのピークが8月頃のようですね。

日本は今のところロックダウンも非常事態宣言も出さないようなので、このままずるずるいくと奇跡が起きない限り長く、長く続きそうですね。

ある日コロナが消えたとか、既存のワクチンが使えるとか奇跡が起これば、世界中カーニバルになって欲しいですが、今はあまり期待できません。

私は自宅に引きこもるだけですが、人類の英知を結集して解決策が見つかって欲しいです。

ベトナムではロックダウンではなく、「社会距離作戦」みたいな呼び方をして、首相もロックダウンという言葉は使わなく、官房長官もロックダウンを否定しています。変わりにウィルス撲滅のゴールデンタイム&チャンスだと言っています。

ロックダウンというと「陥落」みたいな感じで負けたところのするところで、我々はこれから決戦なんだ、協力してくれ、というポジティブな印象を受けます。

日本で専門家がロックダウンや非常事態宣言をプッシュしても政府がなかなかやらないのは、そういう負けた印象になってしまうことや、すべての業種、国民を納得させるような補償の落としどころが見つからず、支持率に直結してしまうからかなと感じます。

ベトナムのようにポジティブに「今ならまだ勝機あり。補償はなんもできないが、一日も早く通常に戻れるように協力してくれ!」と海外在住だから勝手に思っていますが、できないでしょうね。

このままだと私も本当に飯のくいっぱぐれです。今の仕事は自分の人生のミッションである「多様性社会」に直結しているので続けたいですが、数年は厳しいのではと考えています。

今でも募集したり営業したりしている送り出し機関やブローカーいますが、これはコロナがあと1~3か月くらいで解決しての前提で、実際には半年から数年かかり、その後もコロナとの共生は続くので、社会が全く違う形になります。

現在直接影響受けているのは外食や観光などサービス業ですが、影響を受けていない業界でも、時差があるだけで、失業者が山ほど出てくると思うんですよね。

あんまり考えたくない未来ですが、自分や家族を守るために考えなければならない。