with コロナの世界

去年のラグビーのワールドカップで、日本がスコットランドに勝って決勝トーナメント進出を決めた試合が一昨日YouTubeで放送されました。

結果はわかっている試合でしたが、日本のかなりキツイゲームプランを遂行しきる姿と、後半のお互い出し切っている攻防などで再度感動して涙がでてしまいました。

同時に、このほんの半年前の世の中は戻ってこないんだろうなという寂しさもありました。

コロナ収束の落としどころが全く見えず、アフターコロナではなく、Withコロナだと言われています。今まで実現できなかったテレワークが活発になってくるなどは良いとして、飲み会やそのほかのことまでVRとかITで代替してしまうのは寂しいです。

ラグビーもスタジアムで大勢の人がいる空気を感じ、その空気の中でビールを飲んだり食べ物を食べたりするのが大好きです。

ラグビーは超濃厚接触の世界なので再開は難しそうで、トップレベルは試合前の検査などで対応できたとしても、子供たちや草ラグビーもできなければ発展がありません。

ラグビーだけでなく、映画もネットで見れますが映画館に行くのはやはり移動→チケット購入→食べ物購入→入場→帰りに食事のようなルートや観客込みの映画館の雰囲気がより映画を楽しいものにしてくれます。

こういう時代がもう来なくなるのか、2~3年は来ないのか不安です。

どの国でも飲食、旅行、エンターテイメント、ジムなどに関わる人たちが働く場を失いつつあるようです。このサービス業に関わっている人たちが、需要が急増している運送業や、人手不足の農業をやるかと言ったら疑問です。

どんな仕事でも食うためにやるのは必要ですが、サービス業と製造業などのその他の仕事をしている人たちは人種どころか住む世界が違うほど違う。

サービス業に関わる人たちはどれだけモンスター客になじられても人と接することが好きだったり、一人でもくもくとやる作業が寂しくて苦手という人が多い。

失業者がたくさんでてきても新しい成長市場に吸収されるだけという人もいますが、かなり時間がかかるんじゃないかと考えています。

ニューヨークタイムズにコロナで支出が増えた分野と減った分野の調査の記事が興味深かったです。

www.nytimes.com

もちろんディリバリー以外の飲食や旅行、エンターテイメントは全滅。

外に出ないので、ファッション業界、メガネやコンタクト、靴、スポーツグッズなども厳しい。モバイルや電気製品まで落ちているのは意外でした。料理に使う電化製品や、この自宅待機中にリフォームしてやろうという人が増えていそうなので、DIYグッズなどは売れているのではないかと思います。

実際、うちも製麺器と熱風オーブンみたいなのが増えて、さらに妻がスチームマシンみたいなのを検討しています。

交通分野も移動しないので、タクシーやライドシェアはダメ。車や車の部品も落ちています。

意外なのが健康分野。ジムは3密で、美容も濃厚接触があるのでダメとして、ヘルスケアや栄養剤、薬局や保険なども下がっているのが以外です。薬局行ってもマスクと消毒液くらいしか売り上げ上がっていないのかもしれません。

逆に上がっているのが、ゲームやストリーミングなど引きこもり生活上のエンターテイメントはもちろんのこと、スーパーなどリアルな店が少し伸びていて、大きく伸びているのがアルコール、ミールキット、オンラインスーパーです。

オンラインスーパーがかなり伸びているのを見て、「自分はスーパーでの雰囲気込みの買い物が好きだ」と思ったのですが、昔は本屋も雰囲気込みで良く行っていましたが、今は全くいかずすべてアマゾンの電子書籍になっているので、慣れもあるんでしょうね。

日本でも今はサービス業が苦境に立っていて地方などでは、まだ普通に仕事をしているようですが、時差があってだんだん他の業界にも影響していきそうですね。そしてこれが続いていくのかな。