非常事態宣言明けの悲観論と楽観論

私は外国人労働者及び業界に関しては、このブログにしつこく書いてきたように悲観的な視点が強い。

最近ハノイに住んでいる日本人2人に会って、1人は別業界、1人は同業者ですが、両方とも今後の経済の見通しには悲観的であり、同業者の1人は外国人業界に関しては私と同じように1~2年無理ということだったので、「そうだよねぇ~」となります。

しかし日本にいる人を含めて楽観的な人とも時々話すことがあるので、そうすると一時ではあるものの、頭の中の現状認識というか世界が変わって、「早く動かなくては」という気持ちになってしまう。

元日本マイクロソフト社長の成毛さんの今日のFacebookを見ているとコロナ後の経済のことが書かれていて、

IMFは「大恐慌依頼の大不況」が来ると予測している。2020年の実質世界GDP成長率はマイナス3%とした。果たして2021年にはすべてが2019年に戻るのだろうか。

おそらく、意外に早く元に戻ると考える人と、不可逆的に元に戻らないと考える人に分極するのではないか。おそらく視点の違いであろう。前者は柔軟な生活者の視点、後者はグローバルな政治経済構造視点かもしれない。

 と、楽観的な人は生活者の視点であり、私のような悲観的なのはグローバルな政治経済的構造視点かもしれないというのを読んで妙に納得した。

楽観的な視点の方は、コロナや経済を肌感覚のようなもので感じていて、周囲も含めてそんなにコロナ前と変わっていないと感じているのかもしれないし、私の出合った悲観論者は両方ベトナム在住なので、国際間の経済のことを常に考慮しなければならない立場。

経済だけでなく、コロナウィルスに対しての認識も「あんなもん風邪と一緒だから気にしないで経済回せ」と考える人と、「けっこう危ないウィルスだよ。中途半端な対策だったら経済も中途半端にしか回せないよ」と思っている人と、両極端。

外国人材業界に関しては、何日か前の日経で3段階に分けて日本への入国を認めると出て、業者関係は実習生や労働者が入国できるのはいつだ?と盛り上がってきました。

しかし飛行機が飛んだとしても、経済状況が外国人労働者を必要とするかってところが気がかりですよね。