入国制限が段階的に解除とのニュースに喜ぶ人たちに水を差してみる

日本の非常事態宣言が解除されて、ニュースサイトには段階的に入国制限も解除すると出て、外国人材関連のSNSコミュでは今か今かと期待感がでています。

そういうのをうちの社長も見て、たぶん送り出し機関のコミュみたいなところでは、「これからGO!GO!だぜぇ~!」というノリの投稿などもあったのかわからないですが、なんか期待されていそうで辛い。

新規の面接の話などまだ当分ないであろうし、コロナ第二波は収束に近いとしても完全に終わったわけではないですし、新規の話があったとしても経済状況などは予断を許さないため、下手な動きをすればすべての関係者にリスクがある状況だと思っています。

段階的な入国制限の解除とはいっても、ベトナム⇒韓国ですら6月にほんの一部のみ再開です。毎日18便で、週に126便ほど飛んでいたのが、週2便です。しかも韓国⇒ベトナムはまだ再開されていません。

7月頃にもし入国制限が少し解除されたとしてもこんな状況でしょうね。

しかもそれまでに3、4、5、6月に入国できなかった人たちが実習生だけでも6600人程度(全くキャンセルがなければ)いるので、6600x4で、26,400人がスムーズに手続きが終わって、航空券の予約ができて、入国後講習できるなどとお考えでしょうか?

週に2便だと500人くらいしか乗れないので、飛行機に全部実習生が乗ったとしても52週間かかります。まさか1年も週2便というわけではないでしょうが、入国制限が少し解除されたとしても、そのくらいのスローペースでの入国は覚悟しておいた方が良いでしょう。

しかもそうしている間にも月に6600人の待機者が増えていきます。