送り出し機関はスタッフにすら食うか食われるかの世界

前働いていた送り出し機関は結構家の近くにあるのでたまに前を通るのですが、いつの間にかつぶれていました。

前の同僚に聞けば、日本事業の部長が自分でライセンス借りの送り出しをする会社を作って、お客を全部持っていってつぶれたといのことでした。

なんてヒデェやつだ!と憤慨しましたが、考えてみればその送り出し機関でも新しいスタッフの採用をするときに、日本語や能力はOKでも最後の社長面接で、「どれだけ今の勤務先からお客を持ってこれるか?」みたいなことを聞いていたので、同じ穴のムジナというか、スタッフにすら食うか食われるかの世界だと改めて感じました。

台湾事業も任せていた人が転職先にお客も全部持っていったそうなので、脇が甘かったのでしょうね。まあ、だいたいどこにでも転がっている話だと思います。

その点今の勤務先の社長はスタッフには日本のお客さんとの接点は作らせず、その分私が責任重大でプレッシャーを感じます。

私はその悪の営業部長とぶつかって社長が悪の営業部長を選んだため退職することになったのですが、世話になったこともあり、その後が気がかりでした。つぶれたあたりに「まだベトナムにいる?」みたいなメッセージも来ていましたが、連絡取る気はなかったので出ませんでした。

私の退職前に子供向けの英語学校の事業も始めていて、その事業の方は生きているようなのでよかった。

英語学校の学生集める営業手法もすごかった。ハッカーみたいな人がFacebookでその地方都市にある子どもの写真を投稿している人のリストを自動で集めてきて、その人の電話番号も自動で入手して片っ端から電話をかけるというもの。

Facebookもかなり厳重なセキュリティを持っているはずなので、どうやってんだろう?