ベトナムのコロナ対応の早さ

ダナンで土曜日に99日ぶりの感染者が出て、3日後の昨日の0時からロックダウンですからね。政府は負けの象徴であるロックダウンという言葉を使っていませんが、これをロックダウンと言わずに何をロックダウンというか、という内容で、攻撃的ロックダウンですね。

昨日新聞社の方たちと会って、このニュースは書いても本社側に理解してもらえないようです。「1人感染者出てロックダウン?は?」という感じで、どういう記事を書いていいか迷うそうです。

私も昨日、お客さんに面接の予定を伝え、「ハノイで感染者出たら移動制限などでて、予定を変更をお願いするかもしれません」と普通に書いてしまったが、受けてとしては「は?」となるかもしれません。

まあ、コロナの症状ある人が1人いたということは、その背景に数十人数百人が感染していると考えて間違いはなく、実際に数十人は見つかっています。

感染症は早く強くぶっ叩いた方がその後の経済の復活も早くて強いと言われていて、ベトナムはその通りのことをやってきました。

今回も夏休みでようやく国内旅行が復活してきたばかりなのが痛いですが、ダナンにとっても14日間寝て、残りの351日を90%くらいは経済復活させられれば良いと考えているでしょう。

国全体にとってもダナンという地方都市ひとつ14日間で済めば、ベトナム全体でのダメージは少ない。

ラグビーチームの主力に体調の悪いやつがいて、そいつが1年間ずっと体調が悪くて30%の力しか出せないよりも、14日くらい入院してもらって残りを90%くらいまで上げてくれた方が良いのは明白です。

個人の体調にしてもそう。30%の力しか出せない不調のまま仕事に生き続けるよりも、何日か休みをとってスカッとした方が良い。