レジデンストラック

技能実習生業界では、今日説明会の中継のあったレジデンストラックに話題が集まっています。

私の感じたことや、他の人たちも感じたあろうということは、

「ま、無理だな。技能実習生対象じゃないな」

ということです。

技能実習は対象範囲には入っているものの、風呂が共用ではない宿泊施設で貸してくれそうなところはホテルくらいしか思い浮かばない。そうすると、空港から公共交通機関を使わずに無理やり講習先の近くに連れていかなくても、空港の近くのホテルを借りて14日間隔離した方が良いということになる。

そこで心配事は、

1.入国はじめての技能実習生だけホテルで缶詰めにしちゃって大丈夫?勝手にでかけたりしない?部屋の中で料理しない?そういうことを誰が見張ってるの?

2.そのお金誰が出すの?

今は宿泊料が激安とはいえ、こういうの始まると空港近くのホテルだけ値上がりするかもしれない。そうなると少し離れた安いところに、監理団体の人が連れていくことになる。その役割をやりたい人いる?入国前後で検査もしているので、そこから感染することはないと思いますが、家族がいる人は家に帰りたくないし、組合の方も、「2週間事務所にくるな」となるでしょうから、技能実習生と一緒にホテルで待機でしょうね。

ホテル代も安くなっていて3000円の激安だったとしても、3000x14日は45000円。5000円だとすると70000円。飯はホテルの中で料理できないので、毎日ディリバリーや監理団体の担当者がコンビニやスーパーに行くことになるのでしょうか。1食500円だとしても14日で20000円以上かかる。

ホテルと食事だけで65000円~95000円の追加出費。

航空券だってベトジェットで3万くらいと考えていたのが、10万や20万になっていたりすると、7~17万円の追加出費。隔離代と合わせて13.5万~26.5万の追加出費。

3人いれば、40.5万~79.5万。それに監理団体の人の隔離代は誰が負担するのかという話もありますが、もし企業へ負担をお願いするとしたら、47万~89万円。

航空券はフタを開けてみないとわからないですが、便数は週に2便などでしょうから、20万くらいになってもおかしくないですよね。

レジデンストラックで想定しているのは単純労働者ではなく、この間日本からベトナムに行ったようなビジネスマンでしょうね。